fc2ブログ

1881年にフィレンツェで父ガブリエロ・グッチ家にグッチオ・グッチ生まれる。父親のガブリエロ・グッチはフィレンツェで麦藁帽子の製造を行う零細帽子製造会社の社長であったが会社経営にはあまり熱心でなく、共同経営者に任せていた。その為1908年その共同経営者が死去してしまったと同時にガブリエル・グッチの会社は一気に傾き始めた。しかし、それよりも10年ほど前に幼いグッチオ・グッチはロンドンで自分を試したいと決心し蒸気船の期間助手として働きながらロンドンに辿りつく。 そこでグッチオ・グッチ少年はロンドンでは最高級ホテルの「サボイ・ホテル」に職を得る。やがて、グッチオ・グッチはサボイ・ホテルの皿洗いから一階のウェイターに出世する。 そこでも給料は少なかったが、一流階級の立ち振る舞いや、マナー、持ち物などを学ぶ事ができ、グッチオ・グッチにとっては十分にもらえるチップ以上の価値があっただろう。そこでグッチオ・グッチが学んだ事は、「原価は何も意味を持たない。むしろ商品の値段が高ければ高いほどそれを所有する事の価値も高くなる」と言う事である。
スポンサーサイト